こんにちは。みかんです。

琵琶湖疏水(びわこそすい)を知ってますか?

明治維新後、東京遷都で産業が衰退した京都の街を復活させるために、取り組まれた日本人だけによる一大土木事業。

明治18年(1885年)に着工され明治23年(1890年)に完成した大津(琵琶湖)から京都(蹴上)へ至る水路です。

 

平安の時代から琵琶湖の水を京都に…という構想はあったそうですよ!

疎水の水は様々な用水の確保、また舟運にも活用され食料品、海産物、資材などの運搬や観光客を乗せた遊覧船も運行されていました。

 

明治45年に完成した第2疎水は現在も京都の生活を支える水を運んでいますが、舟運は陸上交通が発達したことにより衰退していき、昭和26年を最後に姿を消してしまいました。

 

そのびわ湖疎水通船が約70年ぶりに復活したんです!

今回の記事では、5月の新緑の時季に訪れたびわ湖疎水船のレビューをお届けします。

目次

びわ湖疎水船 乗船は春と秋

2018年の時点では、びわ湖疎水船に乗船できるのは春季(3・4・5月)と秋季(10・11月)です。

2018年 春季の申し込みは2月1日9:30からでしたが、2/1の夜にWEBを見たときはすでに桜の季節は売り切れていました。

待ってました〜!って感じなんでしょうね。

 

2018年 秋季(10・11月)の予約は8月13日スタートです。

美しい紅葉を船から眺めたいと思われる方は8/13早めにチェックしてみてくださいね!

 

予約方法は?

予約方法は2つです。

◯ WEB予約

◯ 専用申込書をFAX送信(ホームページからダウンロードできます)

 

電話による受付はされていないそうです。

 

予約WEBサイト・専用申込書のダウンロードはこちらから

びわ湖疎水船 乗船予約

 

乗船料金は?

乗船料金はWEBサイトに詳しくありますが、

大津から蹴上間で

通常期(月・木・金)平日:4,000円 

繁忙期(土・日・祝):5,000円

トップ期(毎日運航):8,000円

 

大津から山科間、山科から蹴上間もあるので、詳しくはWEBサイトを確認してくださいね。

 

<スポンサードリンク>

 

びわ湖疎水船の乗り場

びわ湖疎水船の運航区間は大津から蹴上までの約7.8Km。

大津から蹴上の下り便が約55分、蹴上から大津の上り便が約35分です。

 

大津から中間地点の山科、山科から蹴上の下り船も何便か用意されていますが、大津から蹴上間の乗船がオススメです。

55分って長いなぁって思うかもしれませんが、ガイドさんが歴史や見どころを面白く説明してくださるのであっという間でしたよ。

 

大津側の乗り場は、京阪三井寺駅から疎水沿いを歩いて2分程の所にある京都市上下水道局疏水事務所大津分所です。

蹴上側は九条山浄水場です。

京阪 三井寺駅を降りると琵琶湖から疎水が流れています。

琵琶湖とは反対方向に疎水沿いに歩いて一つ目の信号を渡ってから右に曲がると乗船場の案内があります。

どちらも水道局の施設を借りているので、門には鍵がかかっていて係の人に内側から開けてもらわないと入れない仕組みになっています。

あまり早く到着すると係の人がいなくて、門も閉まってるので見落としてしまいそうになるので注意してくださいね。

 

びわ湖疎水船に乗るときは暖かい服装で!

私たちは5月半ば新緑が美しい時期に行きましたが、5月半ばでも船の上は風を受け寒く感じました。

特にトンネル内はかなり冷え込みます。

 

ガイドさんによると桜の美しい時期、紅葉の綺麗な時期はかなりの厚着が必要だそうです!

「次回、紅葉を目当てに来られるときは、完全防備で来てください」とガイドさんが何度も言われてましたので厚着は鉄則です。

 

<スポンサードリンク>

 

びわ湖疎水船の見どころ

出発前に琵琶湖疎水建設に関わる歴史のビデオを観ます。

なので、琵琶湖疏水に関して知識がなくても十分楽しめます!

私も全く知識なしで行きましたが、明治維新後に京都を復興させたいと願う人々の話にとても感動しました。

ビデオを観た後、乗船する場所まで歩いていきます。

私たちが乗ったのはめいじ号、12名のお客さんと操船さん、ガイドさんの14名乗りだそうです。

ライフジャケットとブランケットが用意されています。

行程の中で一番長い第一トンネル。

出口がなかなか近づいてきません!

 

船には透明な屋根が付いていて、景色もよく見えます。

少しの雨なら平気そうですね。

雨のときは傘などはさせないので、レインコートを各自で持って行くそうです。

いきなりゴール地点です(笑)

船の上ではうまく写真が取れなかったので、行かれた方のお楽しみということで(笑)

 

船の上ではガイドさんが琵琶湖疎水建設に関わる歴史や小話をたくさんしてくださいます。

とても分かりやすくて歴史に触れた気分になれますよ。

大津からのゴール地点、九条山浄水場から船を運搬するたのに敷かれた傾斜鉄道の跡地です。

周りにあるのは桜の木、満開の時期は見事でしょうね。

トコトコ歩いて地下鉄蹴上駅方面へ向かいます。

遠くに見えるのが平安神宮の鳥居さん。

日本で初めて作られて水力発電の配水管です。

 

いかがでしたでしょうか?

京都は風情ある建物や街並みが魅力的ですが、明治維新以降衰退した京都を近代化させるために多くの方が尽力されたんですね。

人工的に作られた疎水の流れと自然を眺めながら、新しい京都の魅力を感じました。

 

春の桜、新緑、紅葉…どの季節でも楽しめそうなびわ湖疎水でした。

ガイドさん曰く、新緑の季節が一番寒くなくてオススメだそうです^^

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

<スポンサードリンク>

 

この記事の内容が気に入って頂けたら共有してもらえると嬉しいです!